ビジネス

2018.09.26

レジなし「アマゾン・ゴー」3千店舗へ? 業界・企業に影響大

(Stephen Brashear / by Getty Images)


テクノロジー大手

小売業のためのテクノロジーは、巨大なビジネスの機会を伴う。いつもあなたが買い物をしているスーパーマーケットに、何品目の商品があるか考えてみてほしい。それらの商品全てについて、物流センターに届いてから消費者に販売され、在庫の補充が必要になるまで追跡する必要がある。

だが、それは非常に複雑なものだ。農産物の中には床に落ちて傷むものもあり、肉の中には腐ってしまうものもあるだろう。また、万引きされる商品もある。システムはそれらを全て把握していなければならない。

テクノロジー企業の最大手のうちの何社かは、小売業界に関連したビジネスで多額の売上高を得ている、この事業から締め出されることは、許されないことだ。IBMやNCR、富士通、東芝、シスコ、オラクルをはじめとする多くの企業が、小売テクノロジーにおいて重要な役割を果たしている。

ただ、これらの企業の全てが、レジなし店舗の開設に必要となる最新のテクノロジーを必要とされるタイミングで提供できるわけではない。また、レジなし店舗の技術を開発できない企業は、市場における地位を失っていくことになる。

ブルームバーグの報道が確かであり、それほど多くのレジなし店舗が開設されるのであれば、それは消費者の小売店での体験を変化させることになる。また、多額の利益が得られたり、失われたりすることになるだろう。

編集=木内涼子

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