メンタルの強い人たちの共通項は、圧倒されるような障壁が立ちはだかってもビジョンを追い求めたことだ。課題があるからという理由で目的遂行を諦めたり、やる気や熱意を失ったりせず、小さな成功の兆しに気づくまで何年も失敗を重ねた人が多い。私が学んだ最大の教訓は、精神的な習慣が成功を収める上でとても重要だったことだ。
精神の強い人が行う最初の生産的な習慣は、朝起きてからベッドから出ることだ。
頭がスッキリした状態で現在手持ちの仕事を終えられるよう、早寝早起きをする。夜遅くまでパーティーをしていたからといって目覚ましのスヌーズボタンを10回押したりしないし、過去の失敗や人生でうまくいかなかったことについて思いを巡らせ布団の下に隠れたり、過去の侮辱的経験や恥ずかしかったことについて考え過ぎたりすることがない。
力を奮い起こしてネガティブな思考をブロックし、朝早く起床するのだ。
精神の強い人は、その日にする行動を既に計画している。手持ちのタスクを理解しているため、すぐに取りかかることができる。完了すべきタスクの全てに満足しているわけではないが、どちらにしろ仕事に取り掛かるのだ。
メンタルの強い人は、失敗を恐れずに1日を過ごす。失敗はプロセスの一部だということを理解している。これは学習経験の一部なのだ。失敗は繰り返さないようメモを取り、教訓から学ぶ。失敗したとしても、将来の計画で使える新たなスキルを学べることが多いはずだ。こうした失敗を払いのけ、また翌朝一から始める。もちろん、自分の望むように物事が進まなかったことを喜ぶわけではないが、機嫌を損ねることもない。
メンタルが強靭(きょうじん)な人は、計画通りに物事が進まなくても機嫌を損ねたりしない。成功には努力と計画、実行、そして運が必要なことが分かっている。時には運が悪いこともあるが、トライし続け、諦めなければ最後には運が巡ってくると感じているため、それで諦めたりしない。
精神の回復力がある人は、目標をどうすれば達成できるかについて考えることに多くの時間を費やし、特定の時間枠で達成すべき基準を設けた行動計画を作成する。そして計画を守り、締め切りに間に合わせるため必死に働く。自分を嫌う人や、自分が失敗することを望むネガティブな人は全て無視だ。