失恋の涙を「130万円」で売る女性シンガー、ノア・サイラス

歌手のノア・サイラス(Photo by Frazer Harrison/Getty Images)

歌手のノア・サイラス(Photo by Frazer Harrison/Getty Images)

米国の女優で歌手のノア・サイラス(18)は、シンガーのマイリー・サイラスの妹として知られ、父はカントリー歌手のビリー・レイ・サイラスというセレブ一家の出身だ。

ノアは先日からストリートウエアブランドのPizzaSlimeとのコラボで、彼女の父の顔が描かれたTシャツ(30ドル)や、「ノア・サイラスは最低」と書かれたスウェットシャツ(60ドル)などの販売を開始した。しかし、一番注目すべきアイテムは1万2000ドル(約135万円)で売られる彼女の涙だ。

「ノアの涙(NOAH TEARS)」と書かれたボトルには先日、若手ラッパーのリル・ザンとの交際の破局が報じられたノアの涙が12粒入っている。Pizzabottleは購入希望者に、この涙を舐めないようにアドバイスしている。涙は塩辛く、他人の涙を舐めるという行為は奇妙すぎるのでやめたほうがいいという。

このアイテムが購入可能なのは、彼女のアルバムが発売される9月21日の前後48時間に限定だという。アルバムのタイトルは「Good Cry」というが、彼女は2016年にも「Make Me(Cry)」というシングルを発表していた。

人気のセレブがバカバカしいアイテムを販売したケースは他にもある。2008年にはスカーレット・ヨハンソンが使用済みティッシュを5300ドルで、オークションで販売し、チャリティ団体の「USA Harvest」に寄付した。法律ドラマ「ボストン・リーガル」で活躍したウィリアム・シャトナーも2006年、チャリティのために自分の腎臓結石を2万ドルで売った。

2004年にはブリトニー・スピアーズの噛んだチューインガムが、正体不明の人物によってeBayに1万4000ドルで出品された。

ノア・サイラスは、姉のマイリー・サイラスの影響を受けたものと考えられている。2015年にマイリーが舐めたグランドピアノは、5万ドル(約615万円)で落札された。

ノア・サイラスの大ファンだという人は、1万2000ドルで彼女の涙を買ってみるのもありかもしれない。そうすればノアは、感謝の涙を流すだろう。

編集=上田裕資

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