こうしてみると、私は食事に特別お金や時間はかけていませんが、もしかしたら、他の人よりは「気をかけている」のかもしれないと気づきました。
そこで私は、食生活を変えたいという方には、まずは食事中にスマホやパソコンをいじったり何かをし「ながら」食べるのをやめ、目の前の食べ物に集中して食べてもらうことをすすめています。実際にやってみるとわかるのですが、味の濃さや油っこさだけでなく満腹感にも気づきやすくなり、食べすぎの回避にもつながります。
餃子を例にとるとイメージしやすいかもしれません。ほとんどの人が無条件に醤油とお酢、人によってはラー油も小皿に入れて使いますが、飲食店の餃子はしっかり味がついているので調味料なしでも美味しく食べられます。こうした小さな気づきによって、無理な減塩をしなくても食生活をヘルシーにしていくことができます。
食事に関して私は「引き算」がキーワードだと考えています。
「これだけ食べていれば健康でいられる」という食品は存在しない、またはあったとしても食事が楽しいはずがないので、であれば、歴史的、社会的、医学的な知見をもとに人体に悪影響を及ぼしそうなものはなるべく食べないようにする。このあたりは誰が教えてくれるわけでもないので、パフォーマンス向上に関心がある方は、見聞きした情報から少しずつ取り入れていくと、少しずつ食への向き合い方がかわるかと思います。
次回以降、運動やメンタル、睡眠、その他に関する私自身が意識して生活に取り入れている習慣について触れていきます。まずはいち個人の情報になりますが、健康な人たちがどのようなライフスタイルを送っているのかを幅広くリサーチし、どのような生活をすればパフォーマンスを継続的に発揮できるようになるかを研究し体系化していく予定です。
連載 : ポテンシャルを引き出すライフスタイルのコツ
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