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Photo by Georgie Wileman / Getty Images

ウェアラブル業界は、アップルが先週発表したアップルウォッチの「シリーズ4」の話題でもちきりだ。先日の新製品発表会の主役は、新型iPhoneのはずだったが、注目を集めたのはシリーズ4の方だった。

シリーズ4は前モデルに比べてスリムでベゼルが狭く、ウォッチフェイスは豪華さを増している。シリーズ4が多くの人を魅了することは間違いないだろう。新型のアップルウォッチは新型プロセッサーを搭載し、従来よりも処理速度が向上している。

目玉機能の一つが高精度の心電図だ(当面は米国限定になる模様)。心電図機能を搭載するために、デジタルクラウンは電極を内蔵し、電波が通過しやすいように背面パネルにはセラミック素材が採用されている。

これまでもアップルウォッチのデザインは素晴らしかったが、シリーズ4は繊細な進化を遂げ、全体的にスタイリッシュさと魅力を増している。筐体サイズは、前モデルよりも高さ、幅ともに若干大きくなっているが、厚みは薄くなっている。

前モデルの本体サイズは38mmと42mmだったが、シリーズ4は40mmと44mmとなっている。両モデルを横に並べても差はほとんどないが、厚みはシリーズ4の方が明らかにスリムになっている。実際に装着してみると、従来よりも軽くてフィット感が高まっている。

ワシントン・ポストは、アップル製品のデザインを手掛けるジョナサン・アイブ(Jony Ive)のインタビューを掲載している。

「アイブは、イベント後にアップル本社にあるスティーブ・ジョブズ・シアターでインタビューに応えた。彼は、”シリーズ4の重要性を全身で感している”と述べた。アイブは親友だったジョブス同様、アップルがもたらすイノベーションについて情熱をこめて語った。シリーズ4は、アップルウォッチがさらに普及する上で転換点となる製品になるだろう」

ロイターは、アップルウォッチの健康管理機能がライバルメーカーの業績に大きな影響を及ぼす可能性を指摘している。

アップルは時計市場におけるシェアを急激に拡大しており、調査会社「CCS Insight」は、今年のアップルウォッチの販売数量がスイス製腕時計に匹敵する規模になると推測している。昨年のスイス製腕時計の出荷量は2400万個だった。

スイス製腕時計の輸出量は、販売価格が500ドル以下のセグメントでこの数年減少し続けているが、その要因の一つがスマートウォッチの普及だ。このセグメントには、「スウォッチ」や「ティソ」、「モンディーン」のほか、米国の腕時計メーカー「フォッシル」などが含まれる。

「アップルウォッチが進化を続け、新たな機能を追加していくのに対し、同価格帯のスイス製腕時計は流行から取り残され、ますます厳しい状況に置かれるだろう」とイグザーヌBNPパリバのアナリスト、Luca Solcaは述べている。

編集=上田裕資

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