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r.classen / Shutterstock.com

米国の新卒者たちは近年、柔軟な勤務体系やキャリア開発の機会などを、給与額やブランド知名度と同様に重視するようになっており、各企業の間では優秀な学生の獲得競争がかつてないほど激化している。そうした競争の中で、大学新卒者の就職先として特に際立っている企業がいくつかある。

フォーブス誌はそうした企業を特定すべく、市場調査会社スタティスタと共に、初の「新卒者にとって最高の就職先」ランキングを作成した。スタティスタは、従業員数1000人以上の企業で働く社会人年数10年未満の米国人1万人にアンケート調査を実施。対象者が自由に意見を述べられるよう、調査は匿名で行われた。

回答者は、勤務条件、給与、他人に勧められる職場か否か、などの基準を基に、自分の勤務先を採点した上で、自分とは異なる業界の組織も推薦。ランキングには最も推薦の多かった250社が選出された。上位10社は以下の通り。

1位 アドビ・システムズ
2位 任天堂
3位 エーオン
4位 海軍連邦信用組合
5位 USAA
6位 グーグル
7位 ミシュラン・グループ
8位 アスペン・スキーイング・カンパニー
9位 プロビデンス・ヘルス・アンド・サービシズ
10位 ジェットブルー航空

その社風でよく知られるグーグルや、フォーブスの「米国で最高の雇用主」ランキングで一位となったミシュランなど、新卒者の間での人気が予想される企業の順位は確かに高かったが、トップに輝いたのはソフトウエア企業のアドビ・システムズだった。

カリフォルニア州サンノゼに本社を置く同社は、自社の成功の理由を、現代の新卒者の欲求や要求を理解しているからだとみている。アドビのドナ・モリス上級副社長(顧客体験・人事担当)は次のように語る。

「大事なのは、学習や、新しいものに身をさらすこと、そして、自分より大きなものの一部になる機会。キャリアが駆け出しの人にとって、成長とキャリア向上の道があると分かるのは、とても重要なことだ」

アドビは、フルタイム社員になる前のインターンシップの時点から人材のキャリア構築を開始する。インターンシップは1万5706人が働く同社にとって重要な人材供給経路で、昨年夏だけでも約800人が参加した。

アドビは幅広いインターン採用活動を行っており、全米各地の大学や、IT系の女性人材育成を支援するガールズ・フー・コード(Girls Who Code)やテクノベーション(Technovation)といった組織を訪問して参加を呼び掛けている。

「多様性はあらゆるところからもたらされる。重要なのは、どの大学に行ったかではなく、大学で何をやったか」とモリス。「弊社に加わる学生には、私たちの顧客や、私たちが事業を展開するコミュニティーを反映した面々であってほしい」

編集=遠藤宗生

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