フォーブスは6月に発表した今年の「世界の有力企業2000社ランキング(グローバル2000)」に名前が挙がった各社について、調査会社スタティスタの協力を得て60カ国の約1万5000人を対象に調査を実施。「信頼性」「社会的活動」「雇用主としての態度」「製品・サービス」などに関する意見を聞き、結果に基づき上位250社のリストを作成した。
これら250社のランキングには、合わせて34カ国の社名が挙がった。企業数で見た国別の順位は、61社がランク入りした米国がトップ。2位は32社が入った日本だった。そのほか中国(19社)、フランス(13社)、ドイツ(11社)の企業名も目立った。
日本企業で最も高い順位につけたのは、全体の11位だったゲームメーカーの任天堂だ。続く12位にはトヨタが入った。
「信頼できる」と評価された中には自動車メーカーも多く、19社が名を連ねた。広く知られるブランドを持つことは、企業への信頼感にも有利に働くと考えられる。最も上位に入った自動車メーカーは、3位のフェラーリだった。次いでトヨタ、スウェーデンのボルボ(24位)となっている。イーロン・マスク率いる米電気自動車メーカー、テスラの順位は、昨年の197位から34位に急上昇した。
以下、今年の「グローバル2000」に入った企業のうち、信頼できる企業としての評価が高かった企業のトップ10を紹介する。
1位: ウォルト・ディズニー/ メディア/ 米国
2位: ヒルトン/ ホテル・レストラン・娯楽施設/ 米国
3位: フェラーリ/耐久消費財/イタリア
4位: ビザ/ビジネス・サービス/米国
5位: ペイパル/ビジネス・サービス/ 米国
6位: ネットフリックス/ 通信・小売/ 米国
7位: シーメンス/ コングロマリット/ ドイツ
8位: アマゾン/小売/ 米国
9位: マリオット・インターナショナル/ ホテル・レストラン・娯楽施設/ 米国
10位: マスターカード/ビジネス・サービス/米国