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スタバと異なるミケルの姿勢

オーストラリアのスタバはミケルの進出により、また新たな問題に直面することになった。ミケルはギリシャ国内では、27店舗にとどまるスタバを大きくしのぐ約200店舗を運営している。

国内外で急速に店舗網を拡大しているミケルの特徴は、早朝からコーヒーを提供する伝統的なコーヒーショップ、昼前に開店し、音楽が流れる店内でコーヒーやジュースを飲みながらゆっくりできるカフェテリア、持ち帰り用のドリンクを販売するコーヒースタンドなど、従来からあるビジネスモデルを複数取り入れているところにある。

「年内にミケルをグローバル企業にすることが目標だ」と語るミケルのレフテリス・クリアカキス社長によれば、同社は「すでに英国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、米国に進出しており、夢は現実に近づきつつある」。

ミケルは各国の市場について注意深く調査し、ビジネスモデルを調整しながら目標を実現していきたい考えだ。オーストラリアの店舗オーナーの一人は、クリアカキスと幾つものコーヒーショップを訪れ、どの店にも食事のメニューがあることを確認した結果、ミケルも食事を提供することに決めたと話す。ギリシャ国内のコーヒーショップではサンドイッチを販売するのみであることから、自国とオーストラリアでは大きく異なるメニューを用意したことになる。

スタバが大失敗したオーストラリアで今後、ミケルは成功を収めることができるだろうか。

編集=木内涼子

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