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Based in Milan. Soft spot for Made in Italy and emerging markets.

デジタルモデルのMargot(photo courtesy of BALMAIN)

フランスのファッションブランド、バルマンがバーチャルモデルを起用した最新キャンペーンを公開した。

バルマンでは、ランウェイを歩くモデルたちは「バルマン・アーミー」と呼ばれる。様々な人種のセクシーな女性で構成されるその軍団は、ヴィクトリアズ・シークレットにおけるエンジェルズのような存在で、クリエイティブ・ディレクターのオリヴィエ・ルスタンが作る同ブランドの世界観を体現してきた。

今回のキャンペーンに登場するモデルは、アフリカ系のShudu、アジア系のZhi、ヨーロッパ系のMargotの3人。Shuduはロンドン在住の写真家、キャメロン=ジェームズ・ウィルソンが2017年に生み出した世界初の“デジタルスーパーモデル”だ。14万人以上のインスタグラムフォロワーを持ち、リアーナがプロデュースするコスメブランド、フェンティ・ビューティーや、ファッション業界メディア「WWD」のモデルを務めたこともある。



















ZhiとMargotはこのキャンペーンのために作られたモデルで、いずれもShuduと同様、ウィルソンのCGI作品だ。3人が着ている洋服は、衣類の3Dシミュレーションを専門とするCLO Virtual Fashionが手がけているという。

バルマンは同社のホームページで「我々の大胆な冒険精神と、Margot、Shudu、Zhiが表現する美やロックなスタイル、自信あふれる力強さに共鳴する人なら、誰でもいつでもバルマン・アーミーに歓迎します」と表明した。

しかし、バルマンのこの試みに対する世間の反応は、賛否両論だ。同社のインスタグラムアカウントには、先進的なマーケティング戦略を称えるコメントと、生身のファッションモデルの仕事の消失を危惧するコメントが並ぶ。

一方、仕掛け人のルスタンは「Refinery29」のインタビューで「コレクションをデザインする時と同じように、バーチャルアーミーを結成した。私は音楽が大好きで、特に(音楽に命を吹き込む)アイコンが好きなんだ」と発言。

ルスタンはまた、ZhiとMargotの造形はデヴィッド・ボウイ、マイケル・ジャクソン、ティナ・ターナーなどの影響を受けていると明かしている。

ルスタンと音楽の関わりは深く、今年7月にはビヨンセがコーチェラ・フェスで着用した衣装をベースにしたカプセルコレクション「ビヨンセx バルマン」を発表。その後もビヨンセとのコラボレーションを続けており、米「Vogue」9月号の表紙の衣装や現在進行中のコンサートツアー「On The Run Ⅱ」ツアーの衣装を手がけている。

編集=海田恭子

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