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Black Salmon / Shutterstock.com

ニューヨーク本拠の「Yotpo」は8月9日、ボストンの「Swell Rewards」を買収したことを発表した。YotpoはSNSの投稿や商品レビューなどの、ユーザー生成型コンテンツ(UGC)を分析し、Eコマース業者に提供するUGCマーケティングのプラットフォーム企業。Swell Rewardsは、顧客向けのリワード(報酬)やロイヤリティプログラムの運営を行っている。

創業7年のYotpoはこれまで1億100万ドル(約113億円)の資金を調達しており、社員数15名のSwell Rewardsの買収にあたり約2000万ドルを支払った。両社は複数の共通した顧客を抱えており、アパレル業界のUntuckitやThird Love、Tomboy Xなどが含まれる。

Yotpoの共同創業者でCEOのTomer Tagrinは、今後も他企業の買収を進めていく計画だが、特定の企業名は明かしていない。Tagrinによると今回のSwell Rewardsの買収により、YotpoはUGCマーケティング企業の中では数少ない、リワードプログラムを同時に提供できる企業になるという。

Yotpoの競合企業としては「Bazaarvoice」や「TurnTo Reevoo」「PowerReviews」らがあげられる。これらの企業は小売店側が、高度なパーソナライズを通じて顧客とダイレクトにつながろうとする動きを支援している。

Tagrinによると、ユーザー生成型のコンテンツは顧客の嗜好や行動を把握し、有効なマーケティング活動を行うための非常に重要なリソースになるという。

「この分野の企業の買収コストは上昇を続けている。それは、顧客の嗜好を正確に把握することが、最大の価値を生み出すことにつながるからだ。ミレニアル世代はもはや企業を信頼しない。彼らが信じるのはリアルな人々なのだ」とTagrinは話す。

一方で、Swell RewardsのCEOのJosh Enzerは、パーソナライズされたリワードプログラムの提供が、今後のマーケティング活動において重要だと指摘する。「ピーナッツバターをばらまくようなマーケティングはもう通用しない。顧客に対し、個別に働きかけていくことが大切だ」とEnzerは話した。

編集=上田裕資

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