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──本の中ではバランスをとるだけではなく、好きなことに「うまく偏る」ことが大切だと説いていますね。

私は自他ともに認めるワーカホリックです。自分が情熱を持てることに偏るのは悪いことではありませんが、それだけをしていると、健康や家族を犠牲にしてしまいます。バランスをとるのではなく、「うまく偏る」ことが大切なのです。

しかも、『3つ選べ』で毎日自分が何を選んだのか記録をつけると、自分がどのカテゴリーに偏っているのかがよくわかります。そして、自分が今後、どのカテゴリーを意識的に選ぶべきかもわかるようになり、全体としてのバランスをとることができます。

私は毎日4時間から6時間の短い睡眠時間が自分の健康を害していると知りました。今では睡眠時間の確保に気をつけています。それは人生の幸せにとって重要なことです。

──様々な理由で、自分がやりたいことを選べない女性もいます。

確かにベビーシッターを雇えたり、子どもを見てくれる家族が近くにいることは、一部の特権と言えるでしょう。健康と幸福であることも特権と言えるでしょう。これら全て、持っていることを感謝しないといけないことです。

自分が望むような人生を送れていない、そう思っている人に対して、私がアドバイスできるのは、テレビやSNSを基準に自分を判断しないということです。他者との比較や自分への批判は幸せをもたらしません。誰の人生も完璧ではありません。私たちは、自分たちができる範囲で、ベストの人生を送るだけです。

──普通の人も全てを手に入れられますか。

『3つ選べ』の目的は、ワークライフバランスの神話を打ち破ることです。バランスを常に保てる完璧な人はいません。失敗はするし、仕事がなくなる時もあります。しかし、私たちが完璧でないからチャレンジや困難な出来事を乗り越え成長できるのです。罪悪感を感じ、自分を批判することをやめる。そうすればようやく、全てを手にいれられるのです。

文=Forbes JAPAN編集部

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