ティンダーで学校をスワイプ 米大学、性問題啓発でアカウント開設

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また、7人の女性がユタ州立大学フットボールチームのラインバッカーだったトーリー・グリーンから大学構内で性的暴行を受けたと主張したニュースも、全米で話題となった。

グリーンは12件の重罪に問われ、現在裁判にかけられている。ソルトレーク・トリビューン紙によると、被害者7人のうち4人が、ティンダーを通じてグリーンと出会ったと証言している。

デリートは、「事件が報じられた時、ユタ州立大学は、組織の内側を見つめ、全てのプロセスを見直す必要があった」と説明。「即時に内部調査を実施し、情報の取り扱われ方や対応方法、未然に防げなかった理由を探った。それ以降、変革に変革を重ね、さらに努力を積んできた」と述べた。

新たな対策のひとつとして、その場に居合わせた人に介入を促すプログラムが立ち上げられた。プログラムは大学の性的暴行対策部会が提案したもので、性的暴行やうつ、自殺、いじめをなくすことを目的としている。デリートは、他大学には見られないプログラムだとした上で、これが新学期からどのような効果を上げるか楽しみにしているという。

編集=遠藤宗生

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