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Shidlovski / shutterstock

初期診療(プライマリーケア)を手がける米国のスタートアップ「One Medical」は8月22日、3億5000万ドル(約392億円)の資金をプライベート・エクイティ企業のカーライル・グループから調達したとアナウンスした。

米国内に72カ所の診療所を持つOne Medicalは、コンシェルジュスタイルの初期診療を提供し、年間費用149〜199ドルで、アプリ経由の当日診療予約を24時間行なえる。2007年に現会長のTom Leeと、医療保険最大手「United Healthcare」の元幹部のAmir Rubinらが設立した同社は、現在RubinがCEOを務めている。

3億5000万ドルのうち、2億2000万ドルはOne Medicalに直接投資されるが、残りの1億3000万ドルは既存株主からの株の買い取りに用いられる予定だという。

「Pitchbook」のデータによると、今回の資金調達に先がけ、同社は約1億8000万ドルの資金を、J.P.モルガンやフィデリティ、アルファベット傘下のベンチャーキャピタルのGVなどから調達していた。今回のカーライルからの資金で、One Medicalは今後数年で診療拠点を倍増させる計画だ。

ヘルスケア領域へのVC投資はここ10年で急増しており、カーライルのOne Medicalへの投資は過去最大規模のものの一つだ。メッセンジャーRNAを用いた新たな薬剤を製造するバイオテクノロジー企業「Moderna Therapeutic」も今年6億2500万ドルを2回の調達ラウンドで調達していた。また、先月はDNAテストを行なう企業「23andMe」が3億ドルを、GlaxoSmithKlineから調達していた。

One Medicalによると、同社のサービスを導入した従業員1000名以上の企業らは、ヘルスケアに関わるコストを平均で5.5%下げることに成功しているという。

「米国の初期診療システムは壊れた状態にあり、One Medicalはこの分野に改善をもたらす企業だ」とCarlyleでマネージング・ディレクターを務めるRam Jagannathは声明で述べた。「初期診療システムはもっと近代化されるべきであり、One Medicalはこの分野のパイオニアだ。今後の数年で当社は業績を急拡大させていく」とJagannathは話した。

編集=上田裕資

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