就職活動で落ち込んだとき、覚えておくべき3つのこと

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2. 信頼できる人にフィードバックをもらう

一歩引いて頭をクリアにするチャンスが持てたら、周囲の人にフィードバックを求めよう。誰しも盲点があるものなので、建設的な批判を少し受け入れるようにすれば、今まで経験していた困難の根本原因が見つかるかもしれない。「どんなに有能な人でも、誰もが助けを必要としている」とブルースマン。「一人で闘わず、支援のシステムを持つことが大事」

家族や友人に、自分の履歴書や職務経歴書、リンクトインのプロフィールなどについて意見を聞こう。あなたの適性は明確で、書類には間違いがないだろうか? ソーシャルメディアのプロフィールはプロフェッショナルに書かれていて、将来の雇用主にとって魅力的なものか?

こうした点を確認したら、今度はメンターとの模擬面接を通してストーリーテリングのスキルについて意見を聞こう。マクドナルドは「面接では、人はあなたの最高の姿を見たいと思っている。残念なことに、長い間失職・就職活動をしていた人の場合、ネガティブになりがち。それも理解できることだ」と述べた。

信頼できる助言者とリハーサルすれば、自分が採用担当の管理職にどのような印象を与えているかをより正確に認識できる。そうして自己認識すれば、より心の準備ができ、自信が向上するかもしれない。「良いメンターは、あなたに試練を与え、努力するよう促し、そばであなたを導いてくれる」とマクドナルド。「メンターがいなければ、見つけること。メンターがいる場合は活用すること」

3. 意識して視点を変える努力をする

心をリフレッシュし、率直なフィードバックをもらえば流れを調整することができるが、就職活動を生産的な方法で前進させるには、楽観的な見通しで考えなければならない。

考え方をシフトするには、自分の思考をより深く認識することが必要だ。「自分に厳しくすることなく、自分の考えがどのようなものか認識すること。自分の思考法は楽観的か、役に立っているか、自分や状況についてより心地良く感じる助けになるか考える」とブルースマン。「自己認識とレジリエンスに優れた人は、『What(何)』という言葉を含む質問をすることが多い。『自分がこの出来事を経験しているのはなぜか(Why)』ではなく『うまくいかせるためには来週何ができるか(What)』と自問する」(ユーリック)

自分の頭の中の独り言をコントロールできるようになれば、視点を変えやすくなる。そうすれば明確さが増し、ストレスの多い状況への闘争・逃走反応が軽減する。

そして何よりも、どんなにつらい就職活動だったとしても永遠には続かないことを思い出そう。「障壁はあるが、大いに努力して勤勉さと根気を持てば、目標を達成できるはずだ」(ブルースマン)

翻訳・編集=出田静

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