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カイリー・ジェンナー(Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic)

米化粧品販売チェーン、アルタ・ビューティーの今年第2四半期の業績は、アナリストらを失望させた。だが、一見したところ、アルタの業績に全く恥じるべきところはない。売上高は前年比で15.4%増加しており、その伸び率はどの小売業者に対しても誇れるものだ。

アナリストらが落胆したのは、彼らがアルタの今後ではなく、過去を見ているからだ。確かに昨年と比べれば、アルタは勢いを失っている。第2四半期の既存店売上高は前年比6.5%の増加となったが、昨年同期はそのおよそ2倍の同11.7%を記録していた。今年上期の既存店売上高は同7.3%増。一方、昨年上期は同13%増だった。

同社は今年度通期の業績についても、保守的な見通しを示している。だが、それは同社が“小さく産んで大きく育てる”方針だからかもしれない。

アルタは先ごろ、モデルのカイリー・ジェンナーが手掛けるコスメブランド「カイリーコスメティクス」と独占販売契約を結んだことを発表した。ホリデーシーズンまでに、アルタが展開する全1124店舗とオンラインショップで販売を開始する。

アルタのメアリー・ディリオン最高経営責任者(CEO)は、「カイリー・ジェンナーは美容業界に非常に大きな影響力を持つ」と話す。だが、これは過小評価といえる言い方だ。

29ドル(約3200円)の「リップ・キット」の販売からビジネスを始めたカイリーコスメティクスは、創業からわずか2年で総額6億3000万ドル(約702億円)以上の化粧品を販売している。

ほぼオンラインでのみで販売してきたカイリーコスメティクスだが、今年12月20日までは米国内にあるファストファッション大手トップショップの7店舗で、順次ポップアップスペースを開設している。

ディリオンはカイリーコスメティクスとの契約について、「…オンラインのみの販売で成功を収めたブランド各社が、顧客層の拡大においてアルタの実店舗との提携を重視している。そのことを示す新たな例だ」と述べている。

編集=木内涼子

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