「日本初、100mで金メダルを獲れる選手」サニブラウンの可能性 #30UNDER30

陸上競技選手 サニブラウン・アブデル・ハキーム

陸上競技選手 サニブラウン・アブデル・ハキーム

国内に限らず、グローバルな舞台で活躍する30歳未満の優れた才能を持つ30人を選出する「30 UNDER 30 JAPAN」。

ForbesのUS版では過去に、マーク・ザッカーバーグ、ヴィタリック・ブテリンらが選出されてきた。ビジネス分野で活躍するイノベーターに限らず、スポーツ分野では、日本から羽生結弦、大谷翔平らも選出されている。

今回初開催となった日本版のエンターテインメント&スポーツ分野で、「Superorganism」の野口オロノ、俳優の新田真剣佑、ミュージシャンの「CHAI」、七大陸最高峰の日本人最年少登頂記録をもつ南谷真鈴と並び選出されたのが、サニブラウンだ。

2017年第16回世界選手権大会、200m男子決勝に出場。ウサイン・ボルトの持つ記録を6カ月も更新し、18歳5カ月で最年少ファイナリストとなった。

400mハードル日本記録保持者、為末 大も「今後、世界大会で金メダルを獲る確率が高い選手」と彼の持つポテンシャルの高さに太鼓判を押す。

中学3年の時に全国大会で上位入賞して以降、短距離走を挑戦の場所とし続けているが、1秒を競う熾烈な戦いの中にあって、「他者と比較することに意味はない」と言い切る。

それは、勝つために何よりも大切なのは、「周囲の声を気にしたり、他人と比較することなく自分の走りをすること」だと知っているからだ。

高校卒業後は、文武両道で知られるフロリダ大学へ進学。この決断も、「100mと200mで世界記録を出す」という夢を実現するための、挑戦のひとつに過ぎない。



Forbes JAPANはアートからビジネス、 スポーツにサイエンスまで、次代を担う30歳未満の若者たちを表彰する「30 UNDER 30 JAPAN」を、8月22日からスタートしている。


「Entertainment & Sports」カテゴリーで選出された、陸上競技選手のサニブラウン以外の受賞者のインタビューを特設サイトにて公開中。彼ら、彼女たちが歩んできた過去、現在、そして未来を語ってもらっている。


2015年、世界ユースの200メートル決勝で20秒34をマーク。世界選手権の参加標準記録(20秒50)を突破した。

サニブラウン・アブデル・ハキーム◎1999年生まれ。2015年の北京、2017年の世界選手権で日本代表選手に選出される。2020年東京オリンピックでの活躍が熱望されるアスリートのひとりだ。

文=伊勢 真穂

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