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Amir is the Director of Communications at Start-Up Nation Central.

       

Inna Reznik / shutterstock.com

8月20日、ペプシコはイスラエル本拠の清涼飲料水メーカー「ソーダストリーム(SodaStream)」を、32億ドル(約3500億円)で買収する意向を明らかにした。ソーダストリームは、消費者が家庭で好みの清涼飲料を作りながらサステナブルな暮らしを送る手段を提供する企業であり、ペプシコにとって非常に魅力的だ。

フードテック分野では、世界的注目を誇るイスラエル企業が多数あり、大型買収が相次いでいる。

バドワイザーを傘下に持つアンハイザー・ブッシュ・インベブ(AB InBev)は、8000万ドルで消費者の嗜好を分析する企業「Weissbeerger」を買収した。大手香料メーカーのIFF (インターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス) は食品分野のR&D を手がける「Frutarom」を71億ドル(約7880億円)で買収した。

オランダ発のフードデリバリー企業Takeaway.comは、食品マーケットプレイスの「Ten Bis」を1億5700万ドルで買収した。

イスラエルのスタートアップ企業のデータベース「Start-Up Nation Finder」には、現在約250社のフードテック企業が登録されており、ここ5年間で企業数は堅調な増加を遂げている。また、この分野の企業への投資件数は2014年から年間19〜33件となっている。

2018年に入り注目を集めたのがクリーン・ミートの分野だ。このカテゴリでは、「Future Meat」が2200万ドル、「SuperMeat」が300万ドルを調達している。また、インキュベータのThe Kitchen出身の企業「Aleph」も、今後の事業拡大を宣言した。別のインキュベータ「Good Food Institute」も新たな拠点をイスラエルに構えている。

さらに、パーソナライズされた栄養補助食品分野の企業も注目を集め、「Nutrino」が800万ドル、「Metaflow(別名、Lumen)」が700万ドル、「DayTwo」も詳細は不明だが、膨大な資金を調達した。

ヘルスケア分野では砂糖の過大な摂取が問題視されている。これを解決するソリューションを提供する企業「Douxmatok」や「A1C Foods」「Amai Proteins」にも注目が注がれている。世界の砂糖市場は900億ドル規模といわれるなかで、この分野のスタートアップは巨大なポテンシャルを秘めている。

フードテック分野でイスラエル企業は、テクノロジーや学術的知識、リサーチ能力を、セクターをまたいで活用し、新たなイノベーションを起こそうとしている。

翻訳・編集=上田裕資

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