グラミー賞受賞歌手であるリアーナは、2017年のコスメティックブランド「フェンティ・ビューティー(Fenty Beauty)」の立ち上げを通して、その体に宿す起業家精神も示して見せた(「フェンティ」は彼女の本名であるロビン・リアーナ・フェンティに由来する)。
同ブランドは、LVHM傘下の化粧品ブランドインキュベーターであるケンドー(Kendo)との提携により生まれたもので、百貨店のハーヴェイ・ニコルズや化粧品専門店のセフォラ(Sephora)に加え、公式オンラインショップで販売されている。
フェンティ・ビューティーは、有色人種の女性向け化粧品分野にあった格差を埋めるものとして、メディアや消費者から広く称賛された。
発売当初は、40種類の色合いを用意したファンデーションなど、91種類の製品を提供。米誌タイムはフェンティ・ビューティーを「2017年の発明トップ25」として紹介した。発売後40日間の売上高は約1億ドル(約110億円)とも報じられている。