BTSが2作連続全米1位、ワン・ダイレクションに匹敵する人気

BTS(Photo by Santiago Felipe/Getty Images)

韓国の男性ボーカルグループBTS(防弾少年団)の新アルバム「Love Yourself: Answer」が米「ビルボード」のアルバムチャート(9月8日付け)で、初登場1位を飾った。

BTSは今年5月、前作「Love Yourself: Tear」で韓国人アーティストとして史上初の、米国アルバムチャート1位を記録しており、2アルバム連続で首位を獲得した。

ビルボードによると最新アルバム「Love Yourself: Answer」は、初週に18万5000ユニット(ストリーミング含む)の売上を記録。ニールセンのデータでは、そのうち14万1000枚がCDなどの物理的セールスだった。前作の「Tear」の場合は、初週売上が13万5000ユニットで、そのうち10万枚が物理的セールスだった。

今回の「Answer」は3連作のLove Yourselfシリーズを締めくくる作品として8月24日にリリースされた2枚組アルバムで、過去作のリミックスも収録されている。また、本作のリードシングルの「Idol」も今後、シングルチャートの上位獲得が期待されている。

また、デジタル限定で配信の「Idol」の別バージョンでは、ニッキー・ミナージュをフィーチャーしたことも話題となっている。BTSの前作のシングル「Fake Love」は、Hot 100で初週10位を記録していた。「Idol」のミュージックビデオはユーチューブで8月24日に公開後24時間で4500万再生を突破し、史上最大記録を更新した

BTSは米国において2枚のアルバムを首位に送り込んだ、史上初の韓国人アーティストとなった。前作の「Tear」は英語以外を主要言語としたアルバムとしては、2006年のイル・ディーヴォの「Ancora」以来初めて、米国で1位を獲得していた。

2010年以降で、1年間に2枚のアルバムをチャートの首位に送り込んだアーティストは、2013〜2014年のワン・ダイレクション以来であり、BTSの人気はもはやKポップの枠組みを超えたものになった。

BTSは間もなく、初の北米ツアーを開始する予定で、9月5日にはロサンゼルスの巨大アリーナ「ステイプルズ・センター」で公演を実施。10月6日には韓国人アーティストとしては初めて、MLBニューヨーク・メッツのホーム球場である「シティ・フィールド」でコンサートを行なう。

編集=上田裕資

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