七大陸最高峰登頂を果たした21歳がこれから目指す先 #30UNDER30

南谷真鈴


──8年後に迎える30歳の頃、どこで何をしていると思いますか。
 
3人くらい子供がいるかもしれないですね。10代の頃は山のプロジェクトにかかりきりでした。20代後半から30代前半は、他のプロジェクトや仕事ではないことにパワーを注ぎたいと思っています。

ビーチの前に家を建てて、サーフィンで一日が始まるような暮らしに憧れます。住む場所は、日本にこだわっていないので、地球のどこか、自然のある場所。愛のある家庭を作ることができればいいなと思います。

私、特定の憧れの大人っていないんです。でも強いてあげるなら、カナダ人のある木工作家のファミリー。著名な方々でもないし、会ったことすらないんですけどね。SNSを見ていたら、たまたまその存在を知ることができました。

プールやブランコがある大きな家に住んでいて、動物たちも一緒に仲良く暮らしているんです。旦那さんは自宅のガレージが工房で、奥さんは料理だけではなく家庭菜園も手がける。

今まで挑戦したこともないし、みなさん大変そうですが、母親になるってやっぱりとても素敵だなと思うんです。次に挑戦したい大きな目標は、「家庭を作る」ということですね。



Forbes JAPANはアートからビジネス、 スポーツにサイエンスまで、次代を担う30歳未満の若者たちを表彰する「30 UNDER 30 JAPAN」を、8月22日からスタートしている。

「Entertainment & Sports」カテゴリーで選出された、冒険家の南谷真鈴以外の受賞者のインタビューを特設サイトにて公開中。彼ら、彼女たちが歩んできた過去、現在、そして未来を語ってもらっている。



南谷真鈴◎1996年、神奈川県出身。七大陸最高峰日本人最年少登頂記録保持者。著書に「冒険の書 LIVING WITH ADVENTURE 英訳付」「自分を超え続ける」。早稲田大学政治経済学部在学中。

文=伊勢真穂 写真=小田駿一

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