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南谷真鈴

七大陸最高峰登頂に、北極点・南極点の到達を加えた「エクスプローラーズ・グランドスラム」という偉業を成し遂げた、南谷真鈴。20歳112日での達成は、世界最年少記録となった。

若くして世界の頂点に登り詰めた南谷は、これから何を目指すのか。冒険家ではなく、早稲田大学に通う学生だからこそ掲げるこれからの目標とは。「30 UNDER 30 JAPAN」選出に際し、話を聞いた。

夢を叶えるために必要なのは、「自分を信じる力」

──2017年4月に、世界最年少でエクスプローラーズ・グランドスラムを達成されました。次の冒険のプランは何かお考えでしょうか。

エベレスト登頂を目標に、13歳から登山を始めました。

山が好き、というより自分の中の見えない可能性を探りたいという気持ちに突き動かされたことがきっかけです。
                   
今では目標を遥かに通り過ぎて、遠くに来てしまったなという感覚を持っています。私自身は全くそう思っていないのですが、周囲の人は「南谷真鈴は登山家だ」と思っています。

だからこそ、登山というフィールドから抜け出さなければ、次に本当に挑戦したいことは、見えてこないとも思っているんです。

なので今はまず、大学という山を登って、そこからの景色を眺めてみようと思っているところです。とは言え、冒険のフィールドという意味では、次に挑戦するのは海かなと思っています。私の名前もマリンですしね(笑)。

すでにトレーニングも始めています。山のプロジェクトとは違って、長期目線で取り組むつもりです。2年後や5年後の目標すら決めていません。

その代わり、いつか結婚して子供ができたら、家族で「セイリングの世界一周」に挑戦するんじゃないかなと考えています。

──これまで多くの挑戦をされていますが、挑戦の度に心がけていたことはありますか。

絶対に諦めないことです。自覚もありますが、私は、目標に向けてのスイッチが入ると、性格も声のトーンも変わるんです。

目つきも変わると言われるほどです。もちろん、登山においては、悪天候になれば山を降りるという決断もしなければならないこともあります。ですが簡単には諦めません。

「諦めない、まだ諦めない、絶対に諦めない」と自身に言い聞かせ、挑戦し続けてきました。

──有言実行が、南谷さんの特徴でもあります。目標をオープンにすることは、どんな意味がありますか。

言葉にして周囲に伝えることは、間違いなく自分の力になります。これまで何度も、周囲の人が自分の目標を知っていることが、目標実現の後押しになるという経験をしてきました。

自分の心の中にあるもの形にするために、何度も何度も言葉にする。

言葉にして発信すると、力になってくれる人に出会ったときに、相手が自分に気付いてくれるんです。間違いなく言えるのは、より多くの人に発信した方が、協力者に出会える可能性は高まるということです。

──挑戦したいことが見つかったとしても、「自分には向いていない」「周囲と比べて才能がない」と、途中でくじける人も多いと思います。どうしたら挑戦し続けることができますか。

才能って、どれだけ自分のことを信じられるかだと思うんです。例えば、アーティストの方なら、どれだけ素晴らしい作品をつくっていても、周囲から認められないと、自分には才能がないと諦めてしまうかもしれない。

でもそうすると、全てはそこで終わってしまいます。

もちろん、自分の挑戦に対して、周囲も才能があると認め応援してくれることは最高に恵まれています。でも一番大切なことは、周囲の意見ではなく、自分で自分を信じることです。

文=伊勢真穂 写真=小田駿一

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