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いまおいしい、いま知りたい食のトレンド最前線

「酒肆一村」のジンをベースに作られるレモンサワー

3度のメシよりシャンパンが好きだという、広告業界で働くウーマン・エグゼクティブに久々に会った。「アレ、なんか顔がすっきりした?」と聞けば、「毎晩飲んでいたシャンパンをレモンサワーに変えただけで5キロ痩せた!」と。

スタイリッシュな港区女子である彼女とレモンサワーとは意外なマッチングにも思えたが、いま空前のレモンサワーブームにより、いままでの赤提灯的飲み屋だけではなく、おしゃれなバーでもレモンサワーが飲めるようになっている。

まさか「レモンサワーってなに?」という方はいないと思うが、念の為説明しておくと、レモンサワーとは、元来、焼酎にレモンをしぼり入れ、ソーダで割った飲み物のこと。

祐天寺にある「もつやき ばん」が発祥の地と言われているが、その後、王道と言われている焼酎のキンミヤを凍らせた「シャリキン」を使用する“シャリキン系”や、レモンそのものを冷凍して投入する“シャーベット系”など、さまざまなタイプに分かれ、進化してきた。

ここ数年のトレンドは新宿ゴールデン街「The OPEN BOOK」に代表される、自家製シロップを入れてレモンの酸味とシロップの甘さ、そして焼酎の存在感のバランスのよさを楽しむ“シロップ系”。このあたりで、「レモンサワー=おじさん×居酒屋」という単純な図式ではなく、若者がおしゃれなバーやカフェで楽しむものと、マインドセットの変更が見られたようだ。

同時期に、焼酎ではなく、ジンやウォッカなどハードリカーをベースにしたレモンサワーも種々登場。この、言わばサワー界のサードウェーブともいえるお洒落なレモンサワーの登場は、いままで高齢化していたレモンサワー人口の若返りにおおいなる一助となった。

かのEXILEがツアーの打ち上げでレモンサワーを2500杯飲んだ(メンバーは14人だが他にスタッフもいたらしい)というエピソードや、TV「マツコの知らない世界」でレモンサワーが特集されたこともブームの加速に一役買っているに違いない。

そこでこの夏、冒頭の港区女子を見習い、私もレモンサワーをおおいに勉強した。かなり飲み込んで勉強したにもかかわらず、体重がまったく減らなかったのは残念だが、せめてものひと夏の成果として、王道と進化系、それぞれおすすめのレモンサワー各1店をご紹介したい。

なお、ここには挙げていないが「埼玉屋」(東京・東十条)と「米山」(東京・赤羽)のレモンサワーも、私の中で殿堂入りしていることを付記しておく。

文=秋山 都

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