不動産分野では長年、自宅に居ながらヘッドマウントディスプレイを用いて、物件の内部を確認する技術の登場が期待されていた。しかし、3Dモデリング技術を用いて詳細なマッピングを行なうための費用は高額で、多くの場合プロのカメラマンの手を借りる必要があった。
123KanFangが開発したソリューションは低コストでそれを可能にした。不動産業者の社員がスマホに約150ドルの専用3Dカメラを取り付けて現場に向かうだけで、詳細な画像データが取得できるという。
この仕組を用いれば、100平方メートルの広さのアパートの室内を、10分以下で撮影可能だ。58集団は今後、123KanFangのソリューションを部屋の内覧以外の目的にも活用していく。
3Dで撮影した部屋のデータをもとに58集団は、人々が新居にそろえる家具の購入や、内装のリフォームを支援するサービスなどを展開していく計画だ。