Close

PICK UP

世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

ポール・スチュアートのクラシックなスーツ

持ち物にはその人の品格が出る。よい物には理由があるのだ。

ファッションディレクターの森岡 弘とベテラン編集者の小暮昌弘が「紳士淑女が持つべきアイテム」を語る連載。第18回は、ポール・スチュアートのスーツをピックアップ。


森岡 弘(以下、森岡):実は、就職試験のために購入した服がポール・スチュアートなんです。ネイビースーツを買うためにショップに行ったのですが、ポール・スチュアートのダブルの金ボタンのブレザーに一目惚れ。なんと買っちゃいました(笑)。

小暮昌弘(以下、小暮):えっ、そうなんですか。実はね、私も初めて自分で買ったジャケットがポール・スチュアートでした。チェックで、ウエストが絞られていて、柄と素材、デザイン、すべてが気に入って買いました。

森岡:偶然ですが、同じころ、2人とも、ポール・スチュアートに魅力を感じ、購入していたわけですね。

小暮:時代でいうと、1970〜80年代。アメリカ、特にニューヨークのトラッドが注目を浴びていたころですからね。

森岡:ポール・スチュアートは「コンテンポラリー・クラシック」なブランドです。

小暮:アメリカのトラディショナルなスタイルに英国流のエッセンスを加えている。ニューヨークのエグゼクティブ好みですね。

森岡:スーツにはっきりしたストライプのドレスシャツ。それに大きめのペイズリーのタイを合わせてみましたが、今季はこうした柄のタイを多くラインナップしています。「アメトラ(アメリカン・トラディショナル)」の復権もあるのでしょうが、ニューヨーク流のこんなスタイルは、いまとても新鮮ですね。

小暮:ここ20年くらい、スーツの話題といえば、イタリアがリードしてきましたが、イタリアのスーツは嗜好品的なものも多く、ビジネスシーンではこういったスーツのほうが、絶対的な安定感がありますね。

森岡:スーツをビジネスでと考えたときには、これは“あり”ですね。着ている人に重厚感を与えてくれますし、会社にいるシーンが想像できる。エグゼクティブな雰囲気がスーツそのものから感じられると思います。着る人の人物像やスタイルを感じるスーツです。

小暮:昔からポール・スチュアートは、ファッションではなく、“スタイル”を提案するブランドでしたからね。

森岡:確かにそうですね。

photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure | fashion direction by Hiroshi Morioka | illustration by Bernd Schifferdecker | edit by Akio Takashiro

記事が気に入ったら
いいね!しよう

LIKE @Forbesjapan

Forbesjapanを
フォローしよう

FOLLOW @Forbesjapan

あなたにおすすめ

合わせて読みたい