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lentamart / Shutterstock.com

毎年ベルリンで開かれる家電見本市「IFA」の開催が8月31日に迫るなか、関係者の間では8Kテレビに対する関心が高まっている。この分野でパイオニアとなるのは韓国のサムスンだとみられていたが、競合のLG電子がその先をいくこととなった。

LGは8月29日、世界初の8Kテレビを開発したと発表した。しかも、この8KテレビはLCD(液晶)ではなくOLED(有機EL)ディスプレイを搭載している。8Kテレビは4Kに比べて4倍の解像度を持ち、画素数は約3300万ピクセルに達する。

現状では8K向けコンテンツは不足しているが、2022年までに500万台以上の8Kテレビが販売されると見込まれる。今後の家電市場で8Kの勢力が拡大することは間違いない。

LGはIFAの会場で88インチの8Kテレビを公開する。OLEDは個々のピクセルが発光し、映像に合った自然な画質を表現できる。OLEDがその特性を強く発揮できるのは、巨大なディスプレイにおいてだが、88インチというサイズは一般家庭で使用するには大きすぎないかという疑問も浮かぶ。

一方で、サムスンはOLEDよりも製造ボリュームの確保が容易な、LCDディスプレイの8Kテレビを発表するとみられている。一部のアナリストは今後の主要サイズとなる65インチや75インチの8Kテレビ市場では、LCDの普及が先行するとみている。

しかし、LGは先日、OLEDパネル(4Kスクリーンを含む)の出荷台数が、2017年から2018年にかけて倍増したと発表し、2022年までに900万ユニットに到達するとのレポートを公開した。今回の8Kテレビの発表にあたりLGは「この市場はまだ初期段階にあるが、当社はウルトラプレミアム市場をOLEDの8Kテレビでリードしていく」と述べた。

ここで気になるのは、LGがどの程度の価格で8Kテレビ市場に乗り込むかだ。LGはまだ、価格を明らかにしていないが「ウルトラプレミアム」と呼ぶからには、決して安くはないはずだ。

LGは昨年、77インチのOLEDテレビを発売したが、その価格は1万5000ドル(約170万円)だった。今回の8Kテレビがこれを大きく上回る価格になるのは明らかだ。

編集=上田裕資

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