ビジネス

2018.08.30

ビーガンフードの米新興企業、「新たな卵」で欧州市場に進出へ

アジア原産の緑豆から作られる「JUST Egg」(c)JUST


現在のところ、既存の食品の代替となる新たな製品は、プレミアム価格で販売されている。JUST Eggの製造・販売にかかるコストも依然として割高であるため、価格は鶏卵の6倍にもなる。バタリーケージで飼育される鶏の卵は、1ダース2ドル(約220円)程度だ。

JUST Eggは今後、スーパーマーケットチェーンのスプラウツ・ファーマーズマーケットやウェグマンズ、ネット通販のジェット・ドット・コム(Jet.com)でも販売を開始する予定。

さらに、スタートアップの革新的な製品の販売を支援するアマゾンのブランドアクセラレータプログラム、「アマゾン・ローンチパッド」にも採用されており、同サイトからの購入も可能となっている。数か月後には、同社の生鮮食品の即時配達サービス、「アマゾン・フレッシュ」での販売も可能になるかもしれない。

JUST Eggが今後、その他の大規模店舗や食品サービス会社でも取り扱われるようになれば、鶏卵業界は大きな打撃を受ける可能性がある。そうなれば、農業がますます“神経質”になる地球に及ぼす多大な影響を、軽減することになるかもしれない。

編集=木内涼子

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