新しいメディアの形で、世界を獲る
──創業時から世界展開を積極的にされている印象を持っています。
新しいメディアの形はまずは若い人から広がるので、若い層をターゲットにしなければなりませんでした。しかしながら、日本は若い世代が少なく、市場が小さいため、若い人向けで大きくいくならば、当然世界にも出していく必要がある、というのが大前提になっています。
日本企業が海外展開をする際によくやるのが、海外経験のある日本人を採用して送り込むというやり方です。しかし、それでは時間がかかるので、我々は最初から現地パートナーと組んでスピード重視でやる戦略をとっています。
デジタル時代の「メディアコングロマリット」に
──今後、達成したいビジョンをお聞かせください。
もともと、初めて資金調達するときにも、事業計画らしきものは作りませんでした。ひたすら「タイムワーナーやディズニー、ニューズ・コーポレーションのようなメディアコングロマリットを作りたいので、お金を出してください。」という想いだけを伝えたんです。今もその気持ちに変わりはありません。
いま挙げたようなメディアコングロマリットはアナログ時代のメディア企業ですが、デジタル時代のメディアコングロマリットになりたいと思っています。
──最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。
いろんなベンチャー、いろんな起業家がいると思いますが、我々は、こじんまりとはせず、大きく世界を変えるようなベンチャー企業を作っていきたいと思います。
もし今、小さい事業で悩んでいる方は是非ジョインしていただきたい。ぜひ我々と一緒に大きな夢を叶えたいなと思います。お待ちしています。
起業家に必要な素養と組織作り|森川 亮
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