ロサンゼルスのアートギャラリー「Van Eaton Galleries」で先日、2日間にわたり開催された展示には数千名がつめかけ、900点に及ぶアイテムを鑑賞した。今回のコレクションはハリウッドのエージェントのリチャード・クラフトが、25年をかけて集めたものだった。
リチャード・クラフト(Photo by Brandon Williams/Getty Images)
クラフトは当初、これらのアイテムを純粋に個人の楽しみとして収集していた。しかし、彼の4歳の娘が難病のコフィン・シリス症候群を患っていることが分かり、同じ病を持つ子供を支援する団体に寄付する目的で、オークションを開催した。
最高額で落札されたのは、オリジナルのスカイウェイビークルで、ディズニーランドの乗り物としては史上最高額の62万1000ドル(約6900万円)の値がついた。また、「空飛ぶダンボ」の乗り物は48万3000ドル、「ホーンテッドマンション」のポートレイトは40万2500ドル、ドゥームバギーは22万400ドルで落札された。
入札には著名人らも参加し、マジシャンのデビッド・カッパーフィールドは「ディズニーランドホテル」のネオンサインの「D」の文字を8万6250ドルで購入した。カッパーフィールドは家族でそのホテルに滞在した際に、マジシャンになることを思い立ったという。
その他の注目アイテムとしては、「魅惑のチキルーム」内の動く鳥のキャラクターの「ホセ」が42万5500ドルで落札された。ピーターパンの乗り物は25万3000ドルで売れた。
さらに、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の入り口の標識は26万4500ドルで落札され、ディズニーランド内の標識としては過去最高額を記録した。