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I cover retail, from fashion to grocery, and its dance with technology

TungCheung / Shutterstock.com

ファッション業界がかつてないほどの選択肢を消費者に提供している現在、米国の象徴的ブランドとされてきた1969年創業のGAPはいま、魅力を失い、いかに消費者の共感を呼ぶかという問題に苦しんでいる。

米国では景気の回復を受け、小売業者の大半が予想を上回る第2四半期の業績を報告した。だが、複数のブランドを展開する米カジュアル衣料チェーン大手ギャップが8月23日に発表した同期(5〜7月期)のGAPの既存店売上高は、業界全体の傾向とは異なるものだった。

GAPの既存店売上高は、7期連続の増加となった。同社の売上高の50%近くを占めるオールド・ネイビーは5%増を記録。その他のブランド、バナナ・リパブリックやアスリータの売り上げも好調だった。だが、一方でGAPの既存店売上高は、前年比5%減となっている。店舗閉鎖を進めていることから、GAPがギャップの売上高に占める割合は、約30%だ。

同日の決算発表会では、GAPの今後を懸念する多くのアナリストからの質問が相次いだ。モルガン・スタンレーのアナリスト、キンバリー・グリーンバーガーはギャップのアート・ペック最高経営責任者(CEO)に対し、「何が間違っているのか、そしてGAPにとっての解決策はどのようなものになるのか」などと尋ねた。

「過去10年間だけを見ても、GAPの業績(既存店売上高)はプラスよりもマイナスとなった年が多いようだ。GAPの業績があまり安定しない理由には、何かこのブランドに特有のものがあると思うか」というグリーンバーガーの問いに対し、GAPの業績は「容認できるものではない」と答えたペックは、さらに次のように説明した。

「GAPはボトム1に対してトップ3という「適正な在庫のバランス」が確保できていないことが問題だ(消費者は大抵、例えばジーンズ1本に対してトップス3着を購入すると考えられている)」

編集=木内涼子

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