シュナッターの問題発言を受けパパ・ジョンズは、黒人を受け入れ尊重している組織であることを社会に示さねばならない。経営陣の多様性強化以外では、例えばピザの売り上げの一部を黒人コミュニティー支援活動に寄付するといった取り組みを行うべきだ。また、経営幹部と従業員に対し、多様性とインクルージョンに関するトレーニングを頻繁に行う必要もある。
最後に、同社の経営陣は社会に対し、過去の過ちの重大さを認識していることを示さねばならない。これまでの調査では、スキャンダルに見舞われながらもその責任を取った企業は、責任逃れをした企業よりも好感度が上がるとの結果が出ている。
パパ・ジョンズは、組織としての多様性に対する目標を公表し、改善に向けた進歩と変革が行われていることを社会に示す必要がある。
パパ・ジョンズが多様性、平等、インクルージョンの頂上へ到達するまでには、長く苦しい旅路が待っているだろう。セイント・ジョンは、パパ・ジョンズのような企業を変えられるだろうか? それは時のみぞ知ることだ。