ビジネス

2018.08.26

IBM人事管理部トップに聞く「これからの仕事に必要なもの」

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──IBMの文化とはどのようなものであり、それはどのような点で他社とは違うのか?

より高い目標を掲げることが、IBMの文化だ。つまり、世界を変えることだ。私たちは106年間にわたって、それを持続してきた。だが、これはキャッチフレーズではなく、常に私たちを危険にさらすものでもある。IBMの従業員は、大きく重要な問題を解決したいと思って入社してくる。そして、それを賢明な同僚たちとともに実現したいと考えているからだ。

従業員同士のつながりをつくり、従業員たちに自由を与えることでより高い目標の実現に貢献できるようにすることが、IBMの文化の維持につながっている。

──効率的なチーム作りの秘訣は?

異なる専門分野から、自己主導型で、奉仕者たちのリーダーのような力を持った人たちを集めることだ。つまり、秘訣は(チームのメンバーに)力が与えられていること、多様性が認められていることだ。

──同僚やチームの士気を高めるための秘策はあるか?

従業員の多くは、より高い目標を持つ士気の高い人たちだ。チームにおける自らの役割も認識している。

私が彼らに対して心掛けているのは、わが社が掲げるより高い目標が何であったか、同僚や各チームが持つ影響力はどのようなものだったかを再認識してもらうことだ。そして、私たちがともに引き起こした画期的な変化を称賛することだ。

──キャリアについて何か3つアドバイスするとすれば、それはどのようなものか?

1. 本に書かれたことではなく、自分の情熱に従うこと
2. フィードバックは贈り物だと思うこと──頻繁にもらおうとするべきだ
3. 自分を大切にすること──仕事はエクストリームスポーツのようなものだ

編集=木内涼子

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