ネットフリックス、初の「メキシコ版リアリティ番組」配信へ

Kaspars Grinvalds / Shutterstock.com

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ネットフリックスが、オリジナル作品としては初の、メキシコを舞台にしたリアリティ番組を配信する。
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9月28日に世界で一斉配信される「メイド・イン・メキシコ」は、メキシコシティに暮らす富裕層の男女9人のドラマチックな人間模様を描く作品。彼らの豪華で洗練されたライフスタイルを追いながら、完璧に見えるエリートの知られざる一面を映し出すという。

ネットフリックスがメキシコの富裕層に焦点を当てたオリジナル企画を発表するのは、この2カ月間で2回目だ。7月上旬、同社はサルマ・ハエックの製作会社と組み、メキシコの億万長者一族を描いた連続ドラマ「Monarca」を製作すると発表した。この動向は、これまでアメリカのテレビ番組に登場するメキシコ人がドラッグディーラーや犯罪者、サービス業従事者に偏っていた状況とは対照的と言える。

番組タイトルに相反して、「メイド・イン・メキシコ」の出演者にはメキシコで育っていない人も含まれる。9人をキャスティングした理由をネットフリックスは明らかにしていないが、実業家からモデル、ブロガーまで、多様な背景を持つメンバーがそろった。知名度もさまざまだが、多数のインスタグラムフォロワーを持つ点は全員共通する。9人のプロフィールは以下の通り。
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Pepe Díaz
ナイトクラブなどを経営する35歳の実業家。今年はじめにボクサーのフリオ・セサール・チャベスと組んでフィットネスクラブをオープンした。メキシコ国内ではプレイボーイとして有名で、複数のテレビタレントと噂になっている。メキシコのリアリティ番組「La Isla」の第4シーズンに出演。「プレイボーイの過去を捨てて落ち着きたい」と語る。

Kitzia Mitre Jimenez-O’farrill
メキシコの上流階級出身のファッションデザイナー。都会の自宅と、実家が所有する広大な農場を行き来する生活を送る。幼児の息子を追いかけ回している時以外は、社交界のオシャレ女王として君臨している。

Roby Checa
Kitziaの義理の兄弟で、Checa一族きっての不良。目立ちたがり屋で人を楽しませる達人。パーティ三昧の一方で、ビジネスで成功して家族に認められたい願望を持つ。31歳。

Carlos Girón Longoria
米国メリーランド州生まれのメキシコ人。番組出演者たちのまとめ役。父親と疎遠。上流階級の友人たちの仲裁役に勤みながら、自身もテレビ司会者、俳優、モデルとして多忙な毎日を送る。

Liz Woodburn
旅が好きなチリ系アメリカ人のフードブロガー。婚約者と暮らすためにニューヨークからメキシコシティに移住し、新たなコミュニティで自分の地位を上げることを目指している。
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編集=海田恭子

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