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2018.08.24 12:30

EV通勤で「年間135ドル」を節約可能、米国データで判明


EV車は高価格だが、維持コストは抑えられる

一方でEV車はガソリン車よりも価格が高いという現実もある。日産リーフEVの最新モデルの価格は3万ドルから3万6000ドルだ。これに対し、トヨタカローラは1万9000〜2万7000ドルで販売されている。さらに、EV車のオーナーは数百ドルの費用をかけて、自宅に急速充電設備を備えることが多い。

また、米国ではEVの購入者に対し7500ドルの税控除を与えており、この制度を用いると日産リーフEVの実質価格は2万2500〜28500ドル程度になる。しかし、この優遇措置が受けられる車の台数には制限があるため、今年販売されるシボレーやテスラのEV車両は、徐々に適用対象外になる。

ただし、EV車はガソリン車と比較して、オイル交換等の手間がないため、全体的な維持コストは低く抑えられる。Cresent Electricのデータは、米国の大都市に居住する通勤者たちは、EV車の利用によって年間平均135.36ドルのコストを節約できると指摘している。

編集=上田裕資

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