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science photo / shutterstock

近年はスマホの高価格が進む一方で、中古端末を再生させたリファービッシュ製品の需要が伸びている。アップルのiPhoneの売上がここ2年で頭打ちになった一方で、リファービッシュ製品の売上は2017年に13%増になったと調査企業「カウンターポイント」は指摘する。

しかし、リファービッシュ製品のマーケットプレイス「Back Market」を運営するSerge Verdouxによると、同期間の売上の伸びは22%に達したという。同社が主に扱うのは中古のスマートフォンだ。

新品の32ギガのiPhone 6Sはアップルのサイトでは449ドルで販売されているが、Back Marketでは、64ギガのiPhone 6Sが221ドルで入手でき、6カ月の保証までついている。

Back Marketはマシンラーニングのアルゴリズムで、リファービッシュ製品の販売業者と買い手をマッチングし、販売金額の10%を手数料として徴収する。2017年の流通総額(取扱高)は1億2000万ドルに及び、同社は2000万ドルの売上を得ていた。同社は2018年の流通総額が、3億ドル(約332億円)に達すると予測する。

Verdouxは今後の数年で、年間10億ドルの流通総額達成をゴールとしている。

フランスで2014年に設立のBack Marketは、2018年に米国向けの販売を開始した。米国での売上は欧州の10倍の速度で伸びているという。同社は「BrightStar」や「Gazelle」「PCS Wireless」などのリファービッシュ業者のデバイスをサイトに掲載し、今では350の業者のアイテムを掲載中だ。

今年6月にBack Marketは4800万ドル(約53億円)の資金調達を実施した。調達をリードしたのは、LVMHの会長のベルナール・アルノーが運営する「Groupe Arnault」だった。アルノーはラグジュアリーブランドを主な投資対象としているが、中古品のマーケットプレイスにも関心を示している。

カウンターポイントのアナリストによると、リファービッシュ製品から得られる利幅は、新品の利幅よりも大きいという。

Back Marketのサイトでは、マシンラーニングで製品のクオリティを分析し、15の指標から品質の格付けを行なっている。また、需要の予測や製品のレコメンドも自動化している。

同社の資産の一つが、「バイボックス・アルゴリズム」と呼ばれるソリューションで、様々なジャンルの製品のクオリティ分析を自動化している。同社は無料で利用可能なオープンソースのライブラリーである「Python」を用いている。

「サイトを訪問した顧客に当社は、一つのデバイスしか表示しない。我々が磨きあげたレコメンドエンジンは、非常に強力なツールだ」とVerdouxは話した。

編集=上田裕資

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