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I help make work work for women.

Sjale / Shutterstock.com

切り出すのが恐ろしい話題は、誰しも経験したことがあるはずだ。胃腸の具合が悪くなり、手のひらは汗ばみ、仮病を使ってベッドに戻りたい気持ちに強く駆られる──。私の顧客の中には、職場での交渉や同僚との難しい会話を交わす前に、これと似たような症状を訴える人が定期的に現れる。

そうした顧客の一人の体験を紹介しよう。

ステーシー(仮名)は新たな仕事の内定を得たため、現職の上司に退職を考えていると伝えなければならなかった。その話を持ち出すと上司は決まって威圧的になり、まるでこれが交渉であるかのように、あるいは内定をもらった事実を疑うような態度を取った。

「彼は私を、まるでポニーをおねだりする娘のように扱い、『そのことについては明日話そう』と言いました」。一方で彼女は、転職先の勤務開始日をこれ以上延ばしたくなかった。

以下は、このような状況に対する私からのアドバイスだ。

1. 難しい会話を切り出すことを決心する

まずすべきことは、(時には気が進まないかもしれないが)今こそ気まずい会話を切り出す時だと決めること。私の顧客は、自分が何もしなければこの現状が続いてしまうと認識することで、心を決められることが多い。作家のエリン・モーゲンスターンが言うように「私たちは、変えたいと思うことには努力とエネルギーを注ぎ込まなければならない」のだ。

現実的に見て、ステーシーはこの話題をそう長くは避けられない状態にあった。現職に永遠にとどまるのも、ある日突然職場から消え去るのもしたくなかったからだ。そのため、本当に退職する意向であることを上司に伝えなければならなかった。

2. 信頼できるメンターやコーチ、友人と戦略を立て練習する

難しい会話をするときは感情的になってしまうもので、言葉を正しく選べないかもしれない。私は自分だけでは打開策が見いだせないとき、公平な視点を持ち、私のことをよく理解していて、私がどう対処するかを決めるためのアドバイスをくれる人に相談する。

最初は滑稽で変に感じるかもしれないが、信頼できる友人と会話を練習することは、どのような言葉がしっくりくるかを見極める最良の方法の一つだ。

ステーシーによると、上司は彼女の訴えを即座に否定するような人物だ。私が事前にアドバイスできたとすれば、上司のカレンダーで時間を押さえ、断固とした退職の意思を示す公式な退職届を直接面談で渡すとともに、メールでも送ることを提案しただろう。

編集=遠藤宗生

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