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ピーター・ティールとも共同出資

ただし、Hungによると、マイニングから生み出せる利益は、昨年末頃と比べると大幅に減少したという。理由の一つはビットコインの価格の急落だが、マイナーの増加による競争の高まりや、中国における電気料金の値上がりも関係しているという。ビットメインは、米国のテキサス州に5億ドルを投じてマイニング施設を設置し、風力発電による安価な電力を用いようとしている。

ビットメインは同社のAntminerを買ったマイナーが参加できる、マイニングプールも運営しており、ここから生み出す利益も膨大な額となっている。同社は世界最大規模のマイニングプールであるBTC.comやAntPool、ViaBTCを傘下に持っている。

さらなる事業拡大を目指すウーは、7月にペイパル創業者のピーター・ティールとともに、香港のBlock.Oneに出資した。Block.Oneは仮想通貨「EOS」のICOで40億ドルを調達しており、EOSは現在、時価総額で第5位の仮想通貨となっている。

ビットメインが上場を果たせば、仮想通貨分野では最大規模のIPOになりそうだ。マイニング分野で第2位の競合企業「Canaan」や「Ebang」も既に香港証券取引所に上場申請を行なっている。

ただし、前述のWincent Hungはビットメインの株式を購入するつもりはないと述べる。「業界をよく知る人間として、自分は彼らが主張する企業価値に疑問を感じている。市場全体は下落基調にあり、この状況が続くとしたら投資をしても利益は得られないだろう」

編集=上田裕資

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