一方で先月、台湾の「経済日報」はアップルがMacBook Airの後継機にあたるモデルに、インテルの第8世代のKaby Lake Refreshプロセッサを採用すると報じていた。
現行モデルのMacBook Airは登場から既に3年以上が経過しており、MacBookの製品群のなかで最も古い機種となっている。MacBook Airの価格は10万円以下となっており、アップルとしてはより高価なMacBookやMacBook Proを押し出していきたい意向なのだろう。
しかし、アップルはこのタイミングでMacBook Airのコンポーネントを刷新し、価格を据え置いたまま、アップデートを行なう決断を下したようだ。新型MacBook Airにはインテルの最新のチップに加えretinaディスプレイが搭載され、中価格帯のWindowsノートPCに対抗する製品になるとみられる。
ただし、今回の新型MacBook Airは価格的メリット以外には、特に特徴のないマシンになりそうだ。新たなイノベーションや驚くような新機能がこの製品に加えられることはないだろう。
アップルがエントリーレベルのMacBook製品に刷新をもたらすことは歓迎したい。ただし、新型MacBook Airは成熟したアップルのエコシステムのなかで、スマートフォンの補助的な役割を果たす製品にとどまるものと思われる。