人生の困難な時期を乗り越える4つの方法

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人生に2つ、絶対的な真実があるとすれば、一つは変化は避けられないということ、そしてもう一つは、変化への対応方法がそこからの回復と生活の質を左右するということだ。

未来を常に予測することはできない。愛する人が病気になったり、自分自身が病気になったり、転職・失職や、パートナーとの出会い・別れを経験したりするからだ。時には、大地が動くような大きな変化を経験し、二度と安定を見つけることはできないと感じることもある。

ベストセラー作家で認定ビジネスコーチのスー・ホークスは、アレクサンドラ・スティーグルバウアーとの共著『Chasing Perfection: Shatter The Illusion; Minimize Self-Doubt & Maximize Success(完璧の追求 幻想を打ち砕き、自己不信を最小化し、成功を最大化する)』の中で、つらい出来事に立ち向かい、人生の困難な時期を乗り越える方法を語っている。

ここでは、仕事でもプライベートでも、人生の困難な瞬間に対処する上でホークスが勧める4つの方法を紹介する。

1. 大事なことに集中する

危機的状況や悲劇に見舞われているときは、家族や友人、自分自身のケア、仕事など、優先事項に集中することが大切だ。「ほとんどの人は、問題を自分で作り上げ、起きるかもしれない問題や他人にどう思われているか、自分がどうすべきか、自分が他人と比べてどうかなどを心配してしまう。しかし正直なところ、それはどうでもよいことだ」とホークス。

「こうしたことを心配するのは人生の無駄だ。基盤になっているのものが崩れたとき、誰もが持っているのは今だけ」。愛する人たちと時間を過ごし、自分にとって最も大切なことを優先しよう。後悔していることを全て洗い出し、対処しよう。人生はあなたが思っているよりも短い。

2. 1日1歩前進する

ホークスは、1日に達成したことを書き出すことを勧めている。大小は関係ない。そうすれば、簡単にそれを活用することができる。トラウマ的な出来事で悲しみに暮れているときや悲しみから回復中のときは全力投球をせず、1日に1歩ずつ進むこと。失敗した時は、自分を許してあげる。「目標には、週2回散歩することや、週に1度健康的な食事を作ることなどがある。目標を実際に達成したことが理解できれば、その瞬間を追求し、たたえることができる。

3. 他者と支援し合う

つらい瞬間を一人で乗り越えようとせず、人に助けを求め、負担の一部を一緒に持ってもらおう。あなたのために他者ができることは何かを考える。あなたのことを大切に思っている人であれば、あなたを助けたいと思っているからだ。そうした人には、あなたを助けさせてあげること。

「助けを求めることをためらわないこと。人は助けたいと思っていても、どうすればよいのか分からないことが多い。人から支援の手を差し伸べられたら、助けてほしいことのリストを作って共有しよう」とホークスは書いている。

4. 忍耐力を持つ

悲しみとそれを克服するプロセスには、決まった時間枠が存在しない。自分の時間枠で回復するしかないのだ。「このプロセスには、必要なだけ時間を割く。自分自身を含め誰にも、自分が回復するスケジュールを決めさせないこと。悲しみが完全に消えることはないが、時間がたてば良くなることを知ってほしい。時がたてば、本当に回復するのだ」とホークスは語った。

翻訳・編集=出田静

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