ライフスタイル

2018.08.18 11:30

90年代ブームの再来 改めて注目したい「ハンティング・ワールド」

「ウィンウッド」のダッフルバッグタイプ。素材は「バチュー・クロス」で、色はブラック。


森岡:今回、改めてハンティング・ワールドのバッグを触って驚いたのは、バッグ自体の軽さです。このダッフルバッグ、持ってみてくださいよ。きっと驚きますよ。
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小暮:本当だ。これは軽い。これは旅行用のバッグとしてはいいですね。さすが冒険家が創業したブランドだけのことはあります。

森岡:ボストンバッグ風のクラシックな佇まいですが、底の部分が分かれた2ルームの設計で、とても使いやすい。僕なら、ゴルフに行くときにこのバッグをぜひ使いたいです。

小暮:底の部分には靴を収納するのに向いていますね。出張ではビジネスとプライベートに、仕分けできるのもいいです。
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森岡:オリーブグリーンの「バチュー・クロス」は見慣れていますが、この黒の「バチュー・クロス」はとても新鮮だと思います。それにレザーのハンドル&ストラップのカラーコンビネーションもシックですね。

小暮:定番素材は色を変えてもいい。「バチュー・クロス」を生み出し、つくり続けている老舗ならではの強みでしょうね。昨年、クリエイティブディレクターに日本人の相澤陽介さんが起用され、大きな話題になりました。

森岡:これまでもハンティングテイストの服などを中心に展開していましたが、今回はフルコレクションで、カジュアルでかなり若々しくなりました。

小暮:コレクションをチェックすると、服はモダンに仕上がっていますが、バッグはオリジナルを大事にしている感じがします。

森岡:そうですね。これもブランドのイメージを牽引するもの=バッグがあるからですね。意外に若い人たちにはバッグだけでなく、ブランドそのものが新鮮に映るかもしれませんよ。

小暮:1周回ってブーム再来! そんな感じかもしれませんね。90年代のファッションがこれだけ流行っていますから、これは“来る”かもしれませんよ。

森岡:ブランドを知っている人も、知らなかった人も、改めて注目すべきブランドではないでしょうか。


森岡 弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura text by Masahiro Kogure edit by Akio Takashiro fashion direction by Hiroshi Morioka

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