互いにカバーし合う
休暇中に、自分の仕事の一部を代行してもらったり、緊急事態に対応してくれたりする同僚を見つけておく。そして、その同僚に同じことをしてあげること。私はこれを“ペアリング&シェアリング”と呼んでいる。これをするには信頼が必要で、最終的には自分と同僚のどちらにも良い結果を生む。職場の全員が助け合えれば、心からリラックスして休暇を楽しむことができる。
タイムブロッキングを実践する
全てから切り離された休暇は素晴らしいが、誰にとってもそうとは限らない。自分がどのタイプかを知ろう。私の場合、完全に切り離されるとリラックスできない。その代わりに、一定の時間を事前に確保しておく「タイムブロッキング」の手法を使い、仕事の連絡を(やりすぎない程度に)している。
家族が起きる前の早朝に時間を取り、美しい朝日を眺めながら仕事のメールをチェックしたり、電話を掛けたりする。休暇明けに満杯の受信箱に対応するのはストレスと時間がかさむため、私は受信箱をきれいにしておきたいタイプだ。こうすることで、見逃したものは何もなく、自分のペースで実現できていると感じられる。繰り返しになるが、最終的には自己意識の問題であり、自分にとって良い方法を実践すること。
立て直しの時間を確保する
マーデンから学んだもうひとつの素晴らしいコツは、休暇から戻る日には電話や会議の予定を一切入れず、オープンにしておくことだ。その代わり、その空白の時間を、休んだ分を取り戻すためだけに確保しておく。「緊急のことがない限り、その日は整理時間として使う。女性は男性よりも、これを実行する権利を行使しづらく感じると思うが、効率を上げるためにはこの時間を使って立て直しをする必要がある」(マーデン)
周囲にも休暇を取得してもらう
もしあなたが中間管理職ならば、自分より上のリーダーたちと部下の両方に対し手本を示すことができる。自ら休暇を取得し、職場の人たちにも取得を促そう。自分自身とチームをケアすることで、理想的な職場文化の構築につながる。