女性がイキイキ活躍する組織の作り方
──御社が組織マネジメントで意識されていることはありますか?
女性が大いに活躍できる組織マネジメントを意識しています。我々は女性向けサービスの会社なので、ユーザーに近い女性の感性がサービス開発において重要になります。最終的に作っている側がいいと思わないと、ユーザーもいいと思ってくれません。
創業当初は男性ばかりでやっていて、その時はいわゆる「男性型のマネジメント」で、かなり目標管理も厳しくやっていました。その中に女性が初めて来てくれて、そのままのマネジメントを続けていたところ、すぐに辞めてしまいました。
その経験から、女性、特に「C CHANNEL」のユーザーのような「キラキラが好き」といった若い女性がイキイキと働ける職場にしないといけないと考えるようになりました。
──若い女性が多い職場を具体的にどのようにマネジメントされているのでしょうか?
なるべく笑顔を増やす職場作りを心がけています。
若い女性はとにかく褒めて伸ばす。C Channelで働いてくれる若い女性は、「自分らしい人生を生きたい!」という子が多いので、自分が好きなことを実現できる環境づくりが一番モチベーションにつながります。
なので、評価においても「いかに自分が好きなことを実現できているか」を評価に結び付けたりもしています。
一方で、チームの管理職のメンバーに対しては、「とにかく愚痴を聞くこと」「背中を押してあげる」といったことを意識しています。若い女性が多いチームでは、あまりトップダウンのマネジメントではなく、逆ピラミッドのような構造を作ってあげることが重要だと考えています。
これが、女性が多い職場を円滑にマネジメントする秘訣だと思います。
起業家に必要な素養と組織作り|森川 亮
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