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I write about underreported tech stories out of China.

       

Mmaxer / Shutterstock.com

コンピュータに詳しい人ならば、「エクサスケール(exascale)」、もしくは「Eクラス」という用語を耳にしたことがあるはずだ。これらは、次世代のコンピュータ領域で用いられる言葉で、Eクラスのスーパーコンピュータは人間の頭脳の神経回路に匹敵する計算能力を持つとされ、演算速度が毎秒100京回に達するといわれる。

中国は「スパコン界の次世代王者」と呼ばれるEクラスコンピュータの開発戦線においても、米国を超えようとしている。中国の国防科技大学はこれまで「天河1号」や「天河2号」と呼ばれるスパコンの開発を続けてきたが、先日は「天河3号E級試作機」の開発を終え、世界最速のスパコンとなる「天河3号」を2020年までに実用化すると宣言した。

中国はスパコン分野でも急速にイノベーションを加速しており、「天河3号」の計算速度は2010年に開発された「天河1号」の200倍、保存容量は100倍に達するという。天河3号には中国が独自に開発した、3つのチップが用いられ、超ハイパフォーマンスなコンピューティングやコミュニケーションを実現したという。

天河1号は既に1600社の企業や政府機関で使用され、石油や天然ガスなどのリサーチ分野をはじめ、ハイエンドの製造業や医薬品の研究、大気汚染や天候情報の分析などに用いられている。

スーパーコンピュータ分野では現在、米国のIBMの「Summit」が世界最速の処理能力を持つとされているが、近い将来に中国がこれを追い抜くことになるかもしれない。

編集=上田裕資

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