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Intercom CEO Eoghan McCabe(courtesy of Intercom)

企業向けチャットツールを手掛ける「Intercom」は7月31日、専用アプリストアを立ち上げてプラットローム化に舵を切った。しかし、同社CEOのEoghan McCabeはプラットフォーム化という表現は気に入らないようだ。

「プラットフォームは使い古された言葉で退屈だ」と彼は話す。それでも、アイルランド出身のMcCabeは、サンフランシスコで長年ソフトウェア開発に携わってきた経験から、あらゆるスタートアップがプラットフォーム化を目指していることを良く理解している。

プラットフォーム化を図ることでユーザーを様々なツールにつなげ、ビジネスパーソンにとって不可欠なサービスにできるからだ。Intercomのアプリストアには、アトラシアンやグーグル、マルケト、セールスフォース、ストライプを含む100社以上のパートナーが参加している。同社は、独自のアプリを開発したい企業向けに、Intercomのメッセンジャーソフトにアプリを簡単に組み込めるツールをリリースした。

「最初に電話が開発され、次にウェブとウェブサイトが登場した。企業はオンライン化することで驚異的な成長を遂げた。我々は、メッセンジャーこそが次の大きな波であり、企業に多くの機会をもたらすと考えている」とMcCabeは話す。


Courtesy of Intercom

一定の規模に成長したソフトウェア企業の多くは、アプリストアを開設してプラットフォーム化を図っている。CRM大手のセールスフォースは、アプリのマーケットプレイス「AppExchange」を10年以上運営しており、有料ダウンロード数は500万回以上に達する。同社は、ダウンロード金額から手数料を徴収している。

規模がIntercomに近いスラックも2015年12月にアプリストアを立ち上げ、昨年7月には新たな機能を追加した。McCabeによると、Intercomがアプリストアをリリースした狙いは、APIを使いやすくすることでユーザーが幅広いプロダクトを利用し、ワークフローアプリケーションとして活用してもらうことだという。

編集=上田裕資

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