閉じる

PICK UP

I write about travel and road safety.

Andrey_Popov / Shutterstock.com

頻繁にスマートフォンを使う人は、渋滞の道路を運転する際も同じ頻度でスマホを使用しており、ひどい渋滞ではむしろ使用回数が増えることもあるとの調査結果が、フィンランドの研究チームによって発表された。運転中に使うアプリは通常時と同じであることが多いが、運転時で最も危険なのはメッセージングアプリの使用かもしれないという。

フィンランド・ユバスキュラ大学の研究チームは、同国での運転中のスマホ利用状況を調査し、その結果を6月に学術誌「事故分析と防止(Accident Analysis & Prevention)」で発表した。

チームは、2016年6〜9月の3カ月間にわたり、運転中に頻繁にスマホを利用する30人の行動を分析し、運転中に携帯を触った回数、使ったアプリ(通話を除く)、位置情報や運転スピードを記録した。

また、道路の種類によって携帯電話の使用方法が変わるかどうかも分析。チームは、都市部の道路では運転環境が厳しく、より大きな注意が必要とされるため、スマホの使用が減ると推測していた。道路環境が運転中のスマホ利用に影響していることが分かったが、結果は予想外のものだった。都市部の道路では、1時間でスマホに触る回数は多かったものの、触れている時間は高速道路や幹線道路に比べ短い傾向にあったのだ。

運転者が運転中にスマホに触った回数は、1時間当たり8〜48回だったが、中央値は同41回だった。中には1時間で400回以上スマホに触る人も2人いた。

調査対象になったフィンランドの運転手は、フェイスブックやポケモンゴー、出会い系アプリのティンダーなど、運転に関係のないさまざまなアプリを使用していたが、スマホを触った運転手の数、使用回数、使用時間で総合的に他アプリよりもはるかに多く使用されていたのは、メッセージアプリのワッツアップ(WhatsApp)だったという。

編集=遠藤宗生

あなたにおすすめ

合わせて読みたい