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2018.08.09

休暇と仕事を両立するための5つのアドバイス

Maridav / shutterstock

米国では、多くの人が柔軟な働き方を採用している。これには確かにメリットがあるものの、明白なデメリットもあるかもしれない。その一つは、休暇の取得だ。複数の仕事を単発でこなしている人にとって、休暇の取得は大きな課題になり得る。

私は、パートタイムの非常勤講師として働きつつ、複数のサイトに記事を寄稿している。こうしたタイプの仕事にはほとんどの場合、休暇の時間が組み込まれていない。そのため私のように、1カ月早めに双子を出産したり祖母が亡くなったり、ストレスの多い状況に陥った場合には、仕事をどうにかして両立する方法を模索しなければならない。

休暇も同じだ。世界中に仕事を持っていけることは素晴らしいことで、これを理由として非従来型の仕事を選ぶ人は多い。しかし、生徒や同僚、顧客がいつでもあなたと連絡を取ろうとするようでは、せっかくの休暇もなかなか楽しめないかもしれない。

ここでは、あなたがこうした状況に置かれている場合、しばしリラックスして充電しながらも仕事をこなすための5つのアドバイスを紹介する。

1. 休暇を取ることを早めに周囲の人に知らせる

休暇を取る計画を練り始めたら、あなたの不在で影響を受ける監督者や同僚、顧客にすぐに知らせよう。不在になる日程を教え、可能であれば柔軟なスケジュールを組んでおき、予想外の締め切りやイベント、問題に備えておく。

なるべく早く関係者に連絡すれば、休暇によって生じる得る課題を自分で見極める時間が持てる。また、あなたが休暇だけでなく仕事のことも真剣に考えていることを関係者にアピールできる。あなたが仕事のことをきちんと考えれば、周囲の人もあなたの休暇を尊重してくれるようになるだろう。

2. 休暇中の仕事の期待値を設定する

技術的には、インターネットとスマートフォンさえあれば、いつでも誰にでも連絡することができる。しかし、休暇の間ずっと携帯電話やパソコンを見つめていたくはないはずだ。

仕事と休暇の境界線を設けるため、メッセージを確認して返信する時間を決めよう。電話は受けないけれども毎日正午には返信するなど、期待値を設定する。こうすれば、設定した時間枠以外の時間は安心し、リラックスできるようになるはずだ。

3. 早めに仕事を終わらせる

私は、長期間仕事を離れることが分かっている場合、早めに採点の仕事を終わらせ、休暇中に出す記事を執筆して掲載の手はずを整えておく。また同僚や顧客にも声を掛けて、早めに仕事やリクエストを出してもらい、休暇に入る前に全て終わらせるようにするとよいだろう。

休暇前に全てを終わらせるのは少しストレスに感じるかもしれない。しかし一度休暇に入れば、仕事が全て終わっている安心感を持てる。
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翻訳・編集=出田静

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