ビジネス

2018.08.07 15:00

衛星画像で原油の流通を解析するスタートアップ「Ursa」の実力



「価値の高いSAR関連の資産がほとんど活用されていない」とUrsaに投資したRRE VenturesのパートナーでありCOOのWill Porteousは語る。「データは豊富に存在するがソフトウェアがないのだ」

そこにUrsaのアドバンテージがあるとPorteousは見ている。「これまで手に入らなかったSARの資産から得られるデータを活用するための答えをAdamは持っている」

このデータの需要が高いことがUrsaの成長につながっている。2017年10月の資金調達では700万ドルを調達。この時8人だった従業員は47人にまで増えた。そのほとんどがイサカを拠点としているが、デンバーやフィラデルフィアなどアメリカの様々な都市にもチームを置いている。

同社は今回調達した資金を使い、製品ラインアップを拡大していく。今後は原油やガスだけでなく、SARデータを活用できる他の分野にも進出するという。

「原油はそれ自体も重要だが、我々の技術を用いればすべてのサプライチェーンを監視するインフラの構築も可能になる」とEdingerは語った。

編集=上田裕資

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