彼女の今回のツアーは「レピュテーション・スタジアム・ツアー」と題されているが、これは彼女が昨年発売したアルバム「レピュテーション」に因んだものだ。「レピュテーション」でスウィフトはこれまでとは大きく異なる音楽性を打ち出し、批評家の受けはさほど良くなかった。
実際のところ「レピュテーション」は彼女のアルバムとしては最も売れなかった部類に属し、ビルボードのシングルチャート「Hot 100」の10位圏内に送り込んだ楽曲は2曲のみとなっている。これは以前のアルバム「1989」が「Shake it Off」などの5曲をトップ10に送り込んだのとは対照的だ。
しかし、初週で120万ユニットを売り切った「レピュテーション」はここ9カ月で最も売れたアルバムだ。2017年発売のアルバムで100万ユニットを超えたのは、他にエド・シーランの「Divide」のみだ。
「レピュテーション・スタジアム・ツアー」はこれまで北米だけで、1億ドル(約112億円)以上の売上を生み出している。さらに、この先もオーストラリアや日本などでの公演を控えている。