米国の女性にとって最高の職場は? フォーブス初のランキング発表

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2位となったフィラデルフィアにあるペンシルベニア大学付属の医療センター、ペン・メディシン(Penn Medicine)も、プリンシパル・ファイナンシャル同様に女性従業員に対する投資を進めてきた。同センターでは、女性のリーダー職昇進を促進するため、メンター制度やスキル構築ワークショップなどの人材育成プログラムを用意している。こうした取り組みに平等の文化が相まって、女性比率は全従業員の77%、幹部職では55%、付属病院でCEOを務める7人のうち5人が女性となっている。

上位にランクしている組織は、女性に有益な文化の醸成は継続的プロセスであることを理解している。従業員の83%、上級管理職の40%、役員の75%を女性が占めるグリーティングカード製造企業のホールマーク・カーズ(本社ミズーリ州カンザスシティー)ですら、この課題には日々取り組まねばならない。同社のフィリップ・ポーク副社長(多様性・包摂性担当)は「こうした多様性・包摂性関連の取り組みは、最終地点がない。これは、労働力の進化に伴い継続していく旅路だ」と語る。

第3位に入った同社は、リーダーシップの多様性を推進する「Network of Executive Women」や「Management Leaders for Tomorrow」などの組織と提携しているほか、妊婦専用駐車スペースや授乳室などの福利厚生を提供しており、女性は私生活の状況にかかわらず昇進が可能となっている。

以下はトップ10に入った組織。

1位 プリンシパル・ファイナンシャル・グループ
2位 ペン・メディシン
3位 ホールマーク・カーズ
4位 ベイケア
5位 オレゴン健康科学大学
6位 ケラー・ウィリアムズ・リアルティー
7位 ボストン小児病院
8位 プロビデンス・ヘルス&サービシズ
9位 ハーバード大学
10位 グイネット郡公立学区(GCPS)

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編集=遠藤宗生

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