ビジネス

2018.08.02

DNAテストで「最適な食事」を提供する英国企業の試み

udra11 / shutterstock

DNAテストを通じ、個人にパーソナライズ化された健康アドバイスや遺伝子情報を与える企業が「Thriva」だ。

DNAテストは自宅で指先の血液を採取するだけで実施可能で、サンプルをThrivaの契約ラボに郵送する。Thrivaはサイト上のダッシュボードで検査結果を表示し、個人に応じた健康アドバイスが提供される仕組みだ。

Thrivaは最近になってレストランを運営しつつソフトウェア開発も行なう「VitaMojo」と提携し。新たな動きを始動させた。個人の体のコンディションにぴったり合うパーソナライズ化された食事を提供するのだ。

この2社の取り組みで、血液検査の結果に沿った最適な食事が、様々な健康アドバイスとともに提供されることになる。

筆者が先日、受け取った健康アドバイスには次のように書かれていた。「生体データと、運動量の多さ、ヴィーガンであることから考えて、900カロリー程度の食事をお薦めします。51%の脂質と17%のプロテイン、32%の糖質を含む食事が理想的です」といった内容に加え、食事の内容に関するレコメンドもしてくれる。

「検査結果から、健康上の問題は全くありません。しかし、植物性のものだけを食べ、激しい運動をしていることから、ビタミンB12の数値には気をつけるべきです。また、常に十分な量のプロテイン摂取を心がけることも必要です。脂質としてはナッツ類を食べるのが良いでしょう」

ユーザーはVitaMojoのアカウントにログインすると、検査結果に基づいた、お薦めの食品類を知ることができる。また、お薦めの食材のみを使用した特別メニューのランチやディナーボックスを、提携先のレストランで受け取ることも可能だ。

編集=上田裕資

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