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MichaelJayBerlin / Shutterstock.com

マイクロソフトは先日、業務コラボレーションツール「Teams」に新たな無料枠を設けると宣言した。そんな中、スラックは同業の「アトラシアン(Atlassian)」傘下の競合サービス、「Hipchat」と「Stride」を買収すると発表した。この動きは偶然のタイミングとは言い難い。

アトラシアンはスラックがHipchatを買収したことを認め、Hipchatの会員がスラックに移行した後にサービスを閉鎖すると述べた。また、Stride会員も同様なスキームでスラックに移行するという。

業務コラボレーションツール分野ではマイクロソフトの参入を受けて競争が高まり、アトラシアンには今後の収益性が課題となっていた。スラックによる買収は嬉しい報せに違いない。HipchatやStride会員には今後、スラックへの移行ツールが提供されるが、スラックを利用したくないユーザーは、その他のツールに移行するためのデータのエクスポートが可能になる。

今回の買収によるサービス移行はHipchatやStrideのユーザーには迷惑な話だ。アトラシアンの顧客向け掲示板では「オンプレミス環境のユーザーは今後、どうすればいいのだ?」といった意見も書き込まれた。また、クラウドベースのサービスが利用できない企業からも不満は出ている。「利用者がまだたくさん居るサービスを、なぜ急に閉鎖するんだ」との声もあがっている。

スラックの利用者数は2014年にHipchatを上回り、それ以来順調に成長を遂げてきた。スラックを利用する企業数は50万社を超えている。一方でマイクロソフトのTeamsの利用企業数は20万社となっている。

今後、HipchatやStrideの利用者の多くはTeamsではなく、スラックに移行していくことになるだろう。さほど膨大なユーザー数ではないかもしれないが、この分野でマイクロソフトと競合するスラックにとっては追い風になる。

編集=上田裕資

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